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ナナホシのポケモン構築メモ

【不定期更新】#01-タイプとタイプ相性【小コラム集】

この記事は、ポケモン対戦初心者のための小コラム集「脱初心者、ランクバトルへ」の連載企画です。

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 ポケモンにはタイプと呼ばれるものがあります。例えばサルノリは草、ヒバニーは炎、メッソンは水というように、全てのポケモンが1~2個のタイプを保有しています。

 

 タイプには相性があり、例えば炎タイプの技は草タイプのポケモンに対して2倍のダメージを与えることができます。逆に、草タイプの技は炎タイプのポケモンに対して与えるダメージが半減(1/2倍)してしまいます。これをタイプ相性と呼びます。

 

 ポケモンは全18ものタイプがあり、それはじゃんけんのように単純なものではありません。ですが、ポケモンバトルを楽しむためにはタイプ相性を覚えていただかなければ前に進めません。少しずつでいいので、下の表の内容を覚えてください!

 

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 左が攻撃側、上が防御側です。それぞれ得意不得意があり、ぱっとこの表を見ても一朝一夕で覚えられるものではありません。

 ○が2倍、△が1/2倍のダメージを与えます。×はどうやっても相手にダメージが与えられない(ダメージ0倍)技です。ポケモン1体が持っているタイプは最大2個あり、弱点が2つあるなら4倍のダメージが、半減が2つあるなら1/4倍のダメージが与えられます。弱点となるタイプがあったとしても、もう一つのタイプが無効なら全て0ダメージです。

 

 しかも、タイプには相性だけでなく、そのタイプにしか備わっていない隠しステータス(電気タイプは麻痺にならない、など)というものが存在します。

 これから、そのタイプの相性と隠しステータスについて、ナナホシ個人のイメージをふんだんに盛り込みながら解説していきます。なぜか急に口調変わりますが気にしないでください。

 

 ちなみに、全てのタイプに共通して言えることですが、自身のタイプと同じタイプの技を使うと、威力が1.5倍されます。これをタイプ一致技と言います。例えば炎タイプであるヒバニーがひのこを使えば、本来は威力40ですがタイプ一致ボーナスが加わって威力60の技になりますポケモンに技を覚えさせる時は、タイプ一致技=与える威力が高い! と覚えましょう。

 

 

ノーマル(無)

<攻撃側>     <防御側>

抜群・・・なし     抜群・・・闘

半減・・・岩、鋼    半減・・・なし

無効・・・霊      無効・・・霊

・ノーマルとゴーストは互いに無効化し合う関係

 日本語で普通っていう意味だけど、ぶっちゃけこのタイプが一番よく分からねぇ。例えるなら、人間が素手で相手を殴るようなイメージ。岩や鋼を素手で殴ると痛いっしょ? だから半減されるわけ。

 それに幽霊には素手で触ることなんてできないから、どんなに攻撃してもダメージはゼロ。

 ノーマルは普通って意味なんだからそもそも他にタイプを持っていることがおかしいんだけど、例えばジグザグマ(ガラルのすがた)はノーマル・あくという複合タイプだ。どうやらポケモンは、陸上に住む野生の獣類や鳥類なんかに、ノーマルタイプがついていることが多いみたい。なんとなく普通の動物っていうイメージなんだろうな。

 一般人は格闘家に絡まれると喧嘩に勝てない、だから格闘タイプが弱点なのか!?

 ちなみに幽霊も人間のことを触ることができないから、お互いに無効関係にあるんだな。

 ノーマルタイプの特徴っていうのは特にないんだけど、強いて言えば唯一、効果抜群がとれる相手がいないってことかな。普通って悲しいぜ。

 

ほのお(炎)

<攻撃側>       <防御側>

抜群・・・草、氷、虫、鋼  抜群・・・水、地、岩

半減・・・炎、水、岩、竜  半減・・・炎、草、氷、虫、鋼、妖

無効・・・なし       無効・・・なし

・火傷状態にならない

・日差しが強い時、炎技の威力1.5倍

・雨が降っている時、炎技の威力1/2倍

・氷状態の時に炎技を受けると氷状態が治る

 攻守共に優れた、バランスの良いタイプだ。イメージは掴みやすいよな。草や虫なんかはよく燃えるし、氷と鋼は熱に弱い。反面、炎同士じゃダメージは与えられねぇし(マグマは炎に強いらしいけど)、水や岩は燃えないもんな。竜は炎に耐性があるみたいだぜ、知らんけど。

 攻撃側としては4タイプに弱点を突くことができ、防御側としては6タイプも半減できる、非常に優秀なタイプ。特に半減タイプが多い鋼タイプに弱点を突けるのが優秀で、PTに1体は炎タイプの技を持つポケモンを入れたいところだ。

 特徴的なのは火傷状態にならないこと。火傷状態ってのは、毎ターンちょびっとずつダメージを受ける技なんだけど、追加効果として火傷状態のポケモンは物理技の威力が半減しちまう。でも炎タイプのポケモンは火傷にならねぇ、つまり炎タイプの物理アタッカーは、他のタイプの物理アタッカーと比べてちょっとだけ有利ってわけだ。

 

みず(水)

<攻撃側>       <防御側>

抜群・・・炎、地、岩    抜群・・・電、草

半減・・・水、草、竜    半減・・・炎、水、氷、鋼

無効・・・なし       無効・・・なし

・雨が降っている時、水技の威力1.5倍

・日差しが強い時、水技の威力1/2倍

 炎タイプと同じくイメージはしやすいタイプだ。炎は水で消えるし、地面や岩は水に流されやすいと思っておこう。水同士は混ざり合ってダメージが与えにくい、草はそもそも水が栄養だからダメージは与えにくいよね。竜は水にも耐性があるんだな、竜ってすげぇ!

 水タイプの弱点が電気と草しかいないので、相手に電気タイプや草タイプがいなければ水タイプ技の通りが良さそうと思われてしまう。

 これといって特筆すべきところはないが、強いて言うなら全ポケモン中最多のタイプであること、そして全ての複合タイプが存在するタイプであるということ。いかに水生生物のモチーフが多いかよく分かる。

 

でんき(電)

<攻撃側>       <防御側>

抜群・・・水、飛      抜群・・・地

半減・・・電、草、竜    半減・・・電、飛、鋼

無効・・・地        無効・・・なし

・まひ状態にならない

・地面タイプに電気タイプの技は当てられない

エレキフィールドの時、与えるダメージが1.3倍

 水は電気を通しやすい飛んでる鳥は雷に当たるというイメージ。半減はよくわからないけど、電気同士だとダメージ与えづらいってのと、草は絶縁体なのかな? そして竜は炎・水・電気という三元素を半減にしてくる凄いやつなのだ!(適当)

 地面はアースということで全ての電気を逃がすからダメージが与えられないんだろうな!

 電気タイプの弱点は地面タイプだけなので、PTを組む際は「地面枠」という枠をわざわざ入れないといけないほど、地面タイプは重要なポジション。逆に言えば地面タイプのポケモンがいないPTは電気タイプで無双できる・・・・・・かもしれない。

 麻痺状態にならないのは大きなポイント。麻痺は1/4の確率で行動不能になるだけでなく、素早さが半減してしまう強力な状態異常。素早さ半減に恐れることなく、電気タイプ自身も素早さの高いポケモンが多いので、相手より早く行動して有利に立とう!

 

くさ(草)

<攻撃側>       <防御側>

抜群・・・水、地、岩    抜群・・・炎、氷、毒、飛、虫

半減・・・炎、草、毒、飛、 半減・・・水、電、草、地

  ・・・虫、竜、鋼   

無効・・・なし       無効・・・なし

やどりぎのタネが無効

・「~粉」「~胞子」と名のつく技が無効

・特性「胞子」の影響を受けない

グラスフィールドの時、与えるダメージが1.3倍

 草タイプの技で攻撃しても半減されるタイプが非常に多い。また、草タイプ自身が受ける弱点の数も多く、PTの軸に据えるタイプとしてはやや不遇な扱いを受けてきた。しかし、水タイプの弱点を突ける数少ないタイプの一つであるため、重要なポジションでもある。相手の厄介な草技(宿り木の種や粉技)を受けない点も優秀。

 草というタイプのイメージだが、水や地面、岩は栄養分を吸って草が育つから強い!(?)って感じ。でも草同士は成長を邪魔し合うし、炎や毒に弱い鳥や虫によく食べられるのでダメ。鋼というか金属にはいくら葉っぱを振り回してもダメージなんて与えられない。そして竜はどうやら基本となる四元素(炎・水・電・草)を全て半減にしてくるそうだ。ドラゴン、つよい、かっこいい(???)

 草タイプ自体に高いポテンシャルはないが、その真価は複合タイプを併せ持つことで発揮する。ここでは一個体について詳しく考察はしないので、後ほど別の記事で紹介したい。剣盾から登場した新技「グラススライダー」が非常に優秀である。

 なお、炎・水・草はそれぞれ3すくみのじゃんけん関係にある。

 

こおり(氷)

<攻撃側>       <防御側>

抜群・・・草、地、飛、竜  抜群・・・炎、闘、岩、鋼

半減・・・炎、水、氷、鋼  半減・・・氷 

無効・・・なし       無効・・・なし

・氷状態にならない

・あられのダメージを受けない

絶対零度が効かない

 ありのおおおおおおおぉぉぉぉ(古)

 多分「竜」っていうタイプは「恐竜」っていうイメージも兼ね備えていて、そういう意味だと恐竜は隕石からの氷河期突入で絶滅したので、だから氷タイプが弱いっていうことなのかな? そういうイメージであってる?

 というわけで氷タイプは竜タイプに抜群がとれる数少ない貴重なタイプになる。そういう意味では氷タイプは攻撃面で非常に優秀な相性補完がでいる。なんとなく寒いのに弱そうなイメージの草、地面、飛行もまとめて凍らせちゃおう。ところで地面が氷に弱いっていうイメージだけよくわかんないんだけど誰か教えて><

 半減タイプについては、炎はそもそも溶けちゃうから効かない、水は浮かばせてフワフワしちゃう(?)、氷同士は干渉しない、鋼には氷が削られちゃうってイメージ!

 攻撃技としては優秀なんだけど、防御側としては非常にもろい印象。同じ氷タイプは半減にできるけど、炎で溶かされ、格闘の拳で砕かれ、岩や鋼に掘削されてしまうという打たれ弱さ。そんな相性だから、氷タイプのポケモン自体を入れることは珍しく、どちらかと言えば氷タイプじゃないポケモンのサブウェポンとして冷凍ビームなどを搭載するという使い方が一般的か。

 

かくとう(闘)

<攻撃側>         <防御側>

抜群・・・無、氷、岩、悪、鋼 抜群・・・飛、超、妖

半減・・・毒、飛、超、虫、妖 半減・・・虫、岩、悪

無効・・・霊         無効・・・なし

・ノーマルタイプに唯一弱点が突けるタイプ

・ゴーストタイプにダメージは与えられない

 特殊技が少なく、ほとんどが物理で殴る。ノーマルタイプの項で記述したが、パンピー(ノーマルタイプ)相手の喧嘩にはめっぽう強いのでノーマルタイプに対して抜群がとれる。氷、岩、鋼などの堅そうな物質もまとめて砕けるってどんだけ堅い拳やねん。あと悪者を退治するヒーローっていうイメージで悪タイプにも強い。

 そんな格闘タイプだけど、毒っぽいものには触りたくないし、飛んでる鳥や虫には拳が届かないし、訳分からない超能力使うエスパータイプにも拳が届かない。妖精(フェアリー)に格闘タイプが効かないってのは本当によくわからないけど、かわいこちゃんに拳は振るうなってことかな!? そしてそもそも幽霊には拳が当たらない。

 攻撃側のタイプとしては氷と同じぐらい優秀。特にノーマルタイプに抜群がとれる点や、半減タイプが最も多い鋼タイプに抜群がとれる点が優秀。よく「技範囲が広い」と言われるゆえん。

 ただしタイプそのものの特徴として、特に特筆すべき点はない。拳で語ろう!

 

どく(毒)

<攻撃側>         <防御側>

抜群・・・草、妖       抜群・・・地、超

半減・・・毒、地、岩、霊、妖 半減・・・草、闘、毒、虫、妖

無効・・・鋼         無効・・・なし

・どく状態、もうどく状態にならない

(相手が特性「ふしょく」であればどく状態になる)

・毒タイプが使う「どくどく」は必中となる

・味方の場の「どくびし」を解除できる

・鋼タイプにダメージは与えられない

 ここからはもうイメージとかそういうのよくわかんねぇ!()

 覚えてほしい重要なことはフェアリータイプに抜群がとれる数少ない貴重なタイプであることと、鋼タイプにはダメージが与えられないということ。やっぱかわいい妖精は毒々しい化学物質的なものに弱いし、金属物質には毒で溶かせられないんだろうな。酸性の毒だったらむしろ効果抜群のような気がするんだけど・・・・・・

 相手の攻撃タイプを5つも半減できるという点で、受けポケモンとして活躍することが多い。特に「どくどく」が必中になるというのは大きなポイント。どこにいても当たるようになったので、じわじわ毒で攻められるとたまったもんじゃない。

 毒タイプがPTのメインアタッカーになることは少ないが、前述の通りフェアリータイプに抜群がとれるので、サブウェポンに毒タイプの技を搭載することも多い

 

じめん(地)

<攻撃側>         <防御側>

抜群・・・炎、電、毒、岩、鋼 抜群・・・水、草、氷

半減・・・草、虫       半減・・・毒、岩

無効・・・飛         無効・・・電

・電気タイプの技を受けない

(麻痺にならないというわけではない 例:へびにらみ等)

・飛行タイプや特性「浮遊」にはダメージが与えられない

・すなあらしのダメージを受けない

 攻撃性能が素晴らしく、このタイプも鋼を含めた5つの弱点を突くことができ、電気タイプへの唯一の抜群技でもある。特に技「じしん」は単純ながらも強力な性能で、命中率100の威力100という技は色んなポケモンに通りがよく、地面タイプでなくとも搭載しているポケモンが多い。

 その反面、飛行タイプや特性「浮遊」には効かないという、浮いている相手に地面技は当たらないでしょ、という分かりやすい相性がある。

 電気タイプを無効化できるので、相手のPTにいる強力な電気タイプをけん制できる役割がある。電気タイプの項で記載したが、そのために「地面枠」というポケモンを1体採用する価値があるほど重要なタイプである。なお、電気タイプの技を受けないので「電磁波」を無効化することもできるが、電気タイプと違い麻痺にならないわけではない。例えば「へびにらみ」という技や「のしかかり」「トライアタック」などの追加効果で麻痺になることはあるので過信は禁物である。

 

ひこう(飛)

<攻撃側>         <防御側>

抜群・・・草、闘、虫     抜群・・・電、氷、岩

半減・・・電、岩、鋼     半減・・・草、闘、虫

無効・・・なし        無効・・・地

・地面タイプの技を受けない

・「はねやすめ」を使ったターンは飛行タイプがなくなる

・このタイプを有するポケモンは、特性「浮遊」と同じく「地面にいない状態」となり、地面にいるポケモンに対して発動するあらゆる効果が効かない

(例)まきびし、どくびし、ねばねばネット、○○フィールド、等

 あらゆるポケモントレーナーを、色んな意味で悩ませるタイプの一つ。

 ポケモン剣盾から新しく実装された技「ダイジェット」が無類の強さを発揮するので、それに従ってダイジェットをタイプ一致で使える優秀な飛行タイプがランクバトルを制している。飛行技を搭載していないPTはあり得ないと言わしめるほど有用な技なのだ。

 抜群をとれるタイプは少ないものの、半減されるタイプも少ないので、技の通りが良い。ポケモンにしては珍しく「抜群をとれるタイプと、受ける攻撃が半減となるタイプが同じ」という分かりやすい相性があるので、一番最初に相性補完を覚えておきたいところ。

 悩ませるもう一つの理由としては「地面にいない状態」という隠し効果を忘れてしまいがちになる点。これはどういうことかというと、サイコフィールドやミストフィールドなど「地面にいる状態で恩恵を受ける効果」を受けられないということ。そのせいで、「あれ? サイコフィールドなのに先制技が当たったぞ・・・・・・!?」という勘違いが起こることもしばしば。

 地面にいない状態なので、当然、地面タイプの技を受けない。この点もイメージしやすく、やはり一番最初に相性補完を覚えておきたい。

 

エスパー(超)

<攻撃側>         <防御側>

抜群・・・闘、毒       抜群・・・虫、霊、悪

半減・・・超、鋼       半減・・・闘、超

無効・・・悪         無効・・・なし

・悪タイプにダメージが与えられない

・サイコフィールドの時、与えるダメージが1.3倍

 エスパータイプの略称を「超」と記載するようになったのはポケモンカードが普及したから(分かる人だけ分かってください)

 かつてポケモンのタイプが15個しかなかった初代(赤・緑)環境の頃、最強のタイプと言わしめられた。今やその面影はない・・・・・・。

 抜群がとれる相手は少ないものの半減される相手も少なく、技の通り自体は良い。ただ悪タイプに無効化されることや、PTにほぼ必ず入っているメジャーなタイプである鋼タイプに半減にされてしまうことで、使用率自体は少ない。技の威力もそこまで高い打点のものはなく、サイコキネシスサイコショック・ワイドフォースぐらいしか使われない。そもそも超能力というタイプ自体よく分からない、もはやイメージどうこうというレベルではないなぜ虫に弱いのかが全然分からないので、単に虫タイプ救済とでも考えておこう。

 ちなみに格闘、エスパー、悪タイプも3すくみのじゃんけん関係にある。ポケモンには2種類の3すくみ要素(炎・水・草と闘・超・悪)があると知って、まだ幼かった自分は「この6タイプをPTに1体ずつ入れればどんなポケモンにも受け出せる最強の並びや!」と思っていた。あの頃の自分を殴りたいです。

 

むし(虫)

<攻撃側>         <防御側>

抜群・・・草、超、悪     抜群・・・炎、飛、岩

半減・・・炎、闘、毒、飛、  半減・・・草、闘、地

  ・・・霊、鋼、妖

無効・・・なし        無効・・・なし

 ちょっと待って!? このタイプ不遇すぎない!? タイプ固有の特徴が何一つないうえ、抜群は3つしかとれないのに半減されるタイプが7つもあるってどういうこと!? そもそも「虫」って何!? そんなに誇張表現しないといけないタイプかな!? 「竜」と比べた時の貧弱っぷりが凄いんだけど!? 昆虫モチーフなのは分かるけど! 「魚」や「鳥」はいないのになんで「虫」だけは「虫」なのかなぁぁぁぁぁぁ!?!?!?

 ・・・・・・虫タイプが好きな方、大変失礼しました。取り乱してしまいました。

 一見すると存在意義を見失いがちなタイプですが、一応相手の草、格闘、地面タイプを全て半減にできるのは虫タイプだけという特徴がありますし、技「とんぼがえり」は無効化されない交代技として優秀ですし、エスパーと悪タイプに弱点が突けるのも確かに優秀です。虫タイプの中にも強いポケモンはいますし、幻ポケモンにも虫タイプを有するポケモンがいますからね。勝ち組ですよ、はい。

 私からは以上です。

 

いわ(岩)

<攻撃側>         <防御側>

抜群・・・炎、氷、飛、虫   抜群・・・水、草、闘、地、鋼

半減・・・闘、地、鋼     半減・・・無、炎、毒、飛

無効・・・なし        無効・・・なし

・すなあらしのダメージを受けない

・すなあらしの時、とくぼうが1.5倍

 タイプ相性補完が非常に優れている強みもあるが、とくに一目置かれているのは「すなあらしの時、とくぼうが1.5倍」という隠しステータスアップが存在すること。例えば水や草タイプなんかは特殊技が多いんだけど、そういった岩タイプに抜群とれる特殊技も、砂嵐状態にしておけばある程度ダメージを抑えることができるので、砂嵐状態の時に限っては実質、特殊技は弱点じゃなくなると言っても過言ではない。

 タイプそのものの相性としては、メジャーな炎や飛行タイプに抜群がとれ、相手のダイジェットも半減にできるなど攻守ともに優れている。ただ受ける側としての抜群タイプが5つもあるので、打たれ弱いっちゃぁ打たれ弱い。打たれ弱さは複合タイプで補おう!

 

 

ゴースト(霊)

<攻撃側>   <防御側>

抜群・・・超、霊  抜群・・・霊、悪

半減・・・悪    半減・・・毒、虫

無効・・・無    無効・・・無、闘

・ノーマルと格闘タイプの攻撃は当たらない

・ノーマルにダメージは与えられない

・交代を制限されない(かげふみやしめつける等)

 全タイプの中で唯一、無効化できるタイプが2つある。また、半減または無効にされるタイプが2つしかないので、ドラゴンタイプに並んで最も技の通りが良いタイプとなっている。ただし技の通りが良い分、ゴーストタイプの技自体にそこまで高い打点の技はない。物理ならゴーストダイブ、特殊ならシャドーボール程度の火力しかない。ただしゴーストタイプを持つポケモン自体が結構いい特性やステータスを持ってたりするので、かゆいところに手が届く便利なタイプだったりする。

 タイプ固有の特徴は交代を制限されないという点。相手の交代を制限する技や特性はいくつかあるが、どのような技や特性を受けても交代できるので、幽霊っぽく逃げながら戦うという戦法が得意。たまにこの仕様を忘れちゃう人が拘束系の技(炎の渦など)を使っちゃったりするので、この仕様は覚えておきたいところ。

 

ドラゴン(竜)

<攻撃側>  <防御側>

抜群・・・竜   抜群・・・氷、竜、妖

半減・・・鋼   半減・・・炎、水、電、草

無効・・・妖   無効・・・なし

・フェアリータイプにダメージは与えられない

ミストフィールドの時、与えるダメージが半減(1/2倍)される

 ぼくの かんがえた さいきょうの たいぷ

 パズ○ラといいモン○トといい、いつの時代も「ドラゴン」っていう響きは男子に絶大的な人気を誇るものだよ・・・・・・。

 実際はタイプが17個しかなかった旧世代では最強格のタイプとして君臨していて、なんせドラゴンに抵抗できるタイプが(当時は)鋼タイプしかなかったものだから、それはもう無類の強さを発揮していた。ドラゴンタイプの攻撃を受けるために鋼タイプを採用していたのだけど、ドラゴンタイプのポケモンはサブウェポンとして炎タイプの技を使えるポケモンがほとんどだったので、自慢のアイアンボディもすぐ溶かされちゃってた。だいたいドラゴンタイプ同士が強い関係性にあるってのもよくわからん。

 しかしそんなドラゴン最強時代は終焉を迎え、今やドラゴンタイプを唯一無効化でき、かつドラゴンタイプの弱点を突くことができるフェアリータイプというのが登場しちまったからさぁ大変。なんでフェアリー(妖精)がドラゴン(竜)の攻撃を無効化できるのか? そんなのはもうイメージどうこうでは語れない、単純に強すぎたドラゴンタイプへのけん制という意味に他ないだろう。

 ちなみに、ドラゴンタイプ自体に固有の特徴があるわけではないが、なぜかミストフィールド状態の時はドラゴン技が半減される。他の3つのフィールドが威力アップなんだから、ミストフィールドもフェアリータイプの威力1.3倍にすればええやんけ、なんでドラゴンタイプばっかり弱体化すんねん! とか思ってたけど、フェアリータイプの威力が上がったらそれはそれでフェアリー無双だし実質ドラゴンタイプが弱体化するのと同義だから、もうどうにでもなれ・・・・・・。

 

あく(悪)

<攻撃側>     <防御側>

抜群・・・超、霊    抜群・・・闘、虫、妖

半減・・・闘、悪、妖  半減・・・霊、悪

無効・・・なし     無効・・・超

エスパータイプの技のダメージを受けない

・相手が特性「いたずらごころ」によって優先度が上がった変化技は悪タイプに対して無効(ダブルバトルで味方が使った場合は有効)

 まぁなんとなく「俺ってワルやろ」みたいなイメージ。悪いやつだけどきっと値はいいやつばかりだから、そっとしてやってくれ・・・・・・。

 元々は初代環境のエスパータイプが強すぎたため、間接的に抑制するために追加投入されたタイプの一つ。エスパータイプの攻撃を無効化することができる。

 しかし今やそんな特徴はどうでもよくて(どうでもよくはないが)、もう一つの「相手のいたずらごころが無効」ということが特徴だろう。

 少し話が脱線してしまうが、特性「いたずらごころ」は「変化技」を先制(優先度+1)で打つことができる特性。つまり変化技に対してのみは相手より早く動くことができるという強特性なのだが、この特性、相手が悪タイプのポケモンに変化技を使ってしまうと「うまくきまらなかった!」と出て無効化されてしまう。この仕様はいたずらごころ持ちを使う人にはとても重要で、忘れてしまいがちだが忘れるととんでもないことになってしまう仕様である。注意されたし。

 

はがね(鋼)

<攻撃側>       <防御側>

抜群・・・氷、岩、妖   抜群・・・炎、闘、地、

半減・・・炎、水、電、鋼 半減・・・無、草、氷、飛、超

               虫、岩、竜、鋼、妖

無効・・・なし      無効・・・毒

・毒タイプの技を無効化できる

・どく、もうどく状態にならない

・すなあらしによるダメージを受けない

 鋼タイプ最大の特徴はその優れた耐性であり、なんと相手の技を10タイプも半減、1タイプ無効という驚異の11耐性持ちであるところが優秀。

 それだけでなく、数少ないフェアリータイプに抜群がとれるタイプで、もっぱらフェアリータイプへの対抗タイプとして有用である。ついでに掘削されてしまう氷タイプと岩タイプが不憫で仕方ない。

 メジャーな炎、水、電気タイプには技の通りが悪いが、フェアリーに打点がもてるということと11タイプを半減以下に抑えることができるという点はそれだけで他のどのタイプより優秀な特徴を持っていると言える。毒状態にならないのも地味に優秀。

 今やPTに一体は鋼タイプを入れておけと言わんばかりに必須級のタイプに君臨している。

 

フェアリー(妖)

<攻撃側>       <防御側>

抜群・・・闘、竜、悪   抜群・・・毒、鋼

半減・・・炎、毒、鋼   半減・・・闘、虫、悪

無効・・・なし      無効・・・竜

・ドラゴンタイプの技でダメージを受けない

 ドラゴンキラーとして名高い最後のタイプ。ドラゴンタイプ以外でドラゴンタイプに弱点を突けるタイプはフェアリーだけであり、またドラゴンタイプを無効化できるのもフェアリーだけ。明らかにドラゴンへの抑止力として作られたタイプとしか思えない。

 しかもフェアリータイプを有するポケモンのほとんどが強く、ランクバトルには必ず出現し対策必須となるので、鋼技や毒技が欠かせない妖精さんが弱そうな化学物質っぽい攻撃でメタメタにしてくれるわ!!

 炎、毒、鋼タイプには半減されてしまうが、それら抜きにしてもフェアリータイプの技の通りはかなり良いうえ、それらのタイプはだいたいフェアリータイプのポケモンが持つ複合タイプやサブウェポンでボコボコにされてしまう。

 フェアリータイプを所持しているポケモンは少ないものの、そのどれもが強いので、可愛い見た目に騙されないようにしたい。

 

あとがき

 

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ここまでのご閲読ありがとうございました

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