【不定期更新】#03-対戦ルールを知ろう【小コラム集】
この記事は、ポケモン対戦初心者のための小コラム集「脱初心者、ランクバトルへ」の連載企画です。
※今回はOKフリージオのくだりはありません。
そもそもランクバトルとは?
すでに知ってる人は飛ばしてもらってOK!
Nintendo Switch Onlineに加入すると遊べる、インターネットを使って知らない相手とポケモンバトルすることだ!
メニュー画面の「VS」→「バトルスタジアム」から参加できるぞ!
インターネットで出来るバトルの種類
「通信対戦(YY通信)」「カジュアルバトル」「ランクバトル」「インターネット大会」の四種類がある。
・通信対戦・・・YY通信を使って不特定、あるいは特定の誰かとバトル。
・カジュアルバトル・・・伝説や幻のポケモンなど好きなポケモンを使って、不特定の誰かとバトル。エンジョイ勢や、PTの試運転をする人が多い。
・ランクバトル・・・伝説や幻のポケモンは入れられないバトル。対戦の結果で「ポイント」が増減し、対戦を重ねて一定のポイントを超えると「ランク」が上がる。さらに一定のランクを超えると「階級」が上がる仕組み。
当コラムでは、この「ランクバトル」で勝ち上がるための基本的な知識を身につけることを前提に話を進めています。
・インターネット大会・・・公式が開く公式大会と、誰でも自由に開くことができる仲間大会とがある。エントリーした人たち同士で対戦し獲得したポイント「レート」の高さを競い合う
【ランクバトルの仕組み】
ランクバトルは、勝敗によって「ランク」や「階級」が上下する仕組み。勝てばランクは上がり、負ければ下がる。ランクは「1~10」まであり、それぞれに階級が存在する。
・ビギナー級・・・ランク1~3
・モンスターボール級・・・ランク4~6
・スーパーボール級・・・ランク7~9
・ハイパーボール級・・・ランク10
・マスターボール級・・・ランク10を超える
このように10段階のランクを超え、最上位であるマスターボール級を目指すのが、ポケモンバトルにおける目指すべき指標の一つである。
ここまで上がるにそこそこの対戦を重ねないといけないから難しいんじゃ!!!
【ランクが上がる仕組み】
じゃあランクってどうやって上がるんじゃいと言いますと、答えはシンプル。対戦に勝つ、です。すなわち相手の手持ち3匹のポケモンを全て倒すのです!
しかし!!!
注意しないといけないのは、ランクを上げるために「何回勝てばランクが上がる」というノルマ的な指標はない、ということです。
解説します。
ランクを上げるためには「ポイント」という、目には見えない謎の数値が存在します。
厳密には違うけど、ここでは分かりやすく□と■を使ってポイントのメーター(目盛り)を示します。
始めて対戦するとき、ポイントが全くない状態はこれ
□□□□□□□□□□
この状態から1回勝つとこうなります
■■□□□□□□□□
目盛りが2個増えましたね!
この状態から1回負けるとこうなります
□□□□□□□□□□
目盛りがゼロになりました。ここまでは分かりますね?
じゃあ1回勝った状態から、もう1回勝ったとしましょう。つまり2連勝するとどうなるか、こうなります
■■■■■■□□□□
あれ、目盛りが4つも増えたよ? 1回勝つと2つしか増えないんじゃないの?
違うんです。
ランクバトルのポイントは、連勝するとボーナスがついてポイントが増えやすくなるのです!!!
上の状態から1回負けるとこうなります
■■■■□□□□□□
目盛りが2個減りました。
さらに1回負けるとこうなります
■■□□□□□□□□
目盛りがまた2個減りました。
連敗しても、ポイントが減る数は変わりません。
例えば、ポケモンバトルをビギナー級で6戦やって3勝3敗したとした場合、以下の2つのパターンを想定してください。
3連敗からの3連勝【× - × - × - ○ - ○ - ○】
①□□□□□□□□□□
②□□□□□□□□□□
③□□□□□□□□□□
④■■□□□□□□□□
⑤■■■■■■□□□□
⑥■■■■■■■■■■
→ランク昇格!!
1勝1敗を繰り返す【○ - × - ○ - × - ○ - ×】
①□□□□□□□□□□
②■■□□□□□□□□
③□□□□□□□□□□
④■■□□□□□□□□
⑤□□□□□□□□□□
⑥■■□□□□□□□□
→ランク昇格ならず
同じ6戦3勝でも、連勝できるかできないかではポイントにこんなに差が出ちゃいます。大事なのは勝つことではなく連勝することなのです!!
悲しいことにどれだけ勝ち星をあげても、この連勝ボーナスを意識しないと、いつまでたってもランクが上がりません(ちなみにこの連勝ボーナスは、2連勝以上でポイントが増加するのですが、その後3連勝しても4連勝してもポイントが無限に増え続けるわけではなく、3連勝以降に獲得できるポイントは2連勝時と変わりません)。
でも逆に言い換えれば、2連敗したとしてもその後2連勝すれば、負けた分以上のポイントを取り返せるんです。3回負けて減るポイントと2連勝して増えるポイントがだいたい同じぐらいなので、6回負けても2連勝×2をすればポイントが取り返せます。つまり勝率4割を維持することができれば、いつかは必ずマスターボール級に上がれるという仕組みです。負けた数の方が多くてもマスターボール級に上がることはできるので、そう考えれば少し希望の光が見えた気がしませんか?
シリーズとシーズン
ランクバトルは、何の制限もない通信対戦と違い、出場できるポケモンなどに制限があります。これをレギュレーションと言います。ルールとも言い換えられますね。
シリーズとは、同じレギュレーション(ルール)が適応される期間のことを言います。大体2~3ヶ月が1シリーズですので、その間は同じレギュレーションが適応されることになります。
シーズンとは、シリーズ内を1ヶ月ごとに区切った中での期間のことを言います。シーズンはシリーズと違い1ヶ月ごとに更新され、シーズンが更新されるとランクも少し下がってしまいます。前のシーズンでマスターボール級に到達していたとしても、1ヶ月後の次シーズンで再びマスターボール級から始まるわけではありません。そして、同じシリーズ内であっても、月をまたぐとシーズンは切り替わります。
例えば、この記事を執筆した時点(2021/2月)のシリーズは8です。このシリーズ8は、2月1日~5月1日までの3ヶ月間行われます。現在は2月シーズンと言えます。
今はシリーズ8の2月シーズンが適応される、というわけですね。
レギュレーション(ルール)
シリーズごとにレギュレーションが適応されますが、例えば現在のシリーズはどういうルールなのでしょうか? 見てみましょう!
◆シリーズ8の2月シーズン
・使用ポケモン:ガラル図鑑No.1~No.400、ヨロイ図鑑No.1~No.210、カンムリ図鑑No.1~No.210、及びアローラ地方の御三家とホウエン地方の御三家、そしてファイヤーやサンダーなどの「準伝説」と呼ばれるポケモンや、「ウルトラビースト」と呼ばれるポケモンたちが使えます。ただし、同じポケモンを2体以上使うことはできません。それに加え今シリーズの特別ルールとして、「禁止伝説」と呼ばれるポケモンがPT内に1体のみ使えます。
・登録ポケモン:最低3匹~最大6匹でPTを組んだうちの3匹を選出
・レベル:対戦中は全てのポケモンが自動的にLv50になる
・使用可能な道具:2匹以上に同じ道具は持たせられない
・対戦時間:総合時間20分、持ち時間7分、PT選出時間90秒、行動選択時間45秒
現在のポケモン剣盾では、基本的なルールはこのルールとほぼ変わりません。よく行われる通常のルールでは、上記のルールから禁止伝説ポケモンを除いたものになります。
禁止伝説ポケモンとは、ザシアンやザマゼンタなど、そのゲームのパッケージになっているポケモンのことを指すことが多いです。このポケモンたちは強すぎて普段のランクバトルでは使えないのですが、この3ヶ月間だけは特別に使うことができるので、普段とは違うバトルを楽しむことができると思います。
簡単に言い換えますと、ポケモン剣盾における基本的なルールは
・ポケモン被りなし
・道具被りなし
・3匹選出
・Lv50
ということになります。
これからランクバトルで戦おうと思われる方は、この基本的なルールを理解しつつ、さらに現在は5月まで禁止伝説ポケモンが使えるということを覚えておきましょう♪
ここまでのご閲読ありがとうございました