【不定期更新】番外編①対戦に必要な知識【小コラム集】
この記事は、ポケモン対戦初心者のための小コラム集「脱初心者、ランクバトルへ」の連載企画です。
<注意>
この小コラム集は「ポケモン剣盾からポケモンバトルを始めた人」向けに紹介されており、超初心者向けの記事となっています。それ以前にすでにポケモンを始めている中級者~上級者の方々には適さない表現を含んでいる可能性があります。ご容赦ください。
今までの記事で、タイプ相性について、対戦ルールについて、を紹介しました。
そしていよいよ、PTを組み始める最初の1匹「推しポケモン」を決めようと、そういう記事で締めくくっています。
ですが、推しポケモンがいない人はどうすればいいんだ!? という方や、推しポケモンはいるけど残念ながらバトル向きじゃなかった(コリンク等の進化前とか)という方は、やはり最初の1匹を決めるのは難しいでしょう。
であれば、ポケモンとはそもそもどういうゲーム? 対戦するのには何が必要? などといった予備知識を蓄えておく必要があるでしょう。
なぜ予備知識が必要なのか
ポケモンはよく択ゲー(相手の選出するポケモンや、選択される行動を読み、次の相手の行動に適した行動(安定行動)を選択することで有利な状況を作る、この繰り返しによって勝つゲーム)と言われます。
安定行動を選択できるようになるためには、知識が必要です。なぜなら、「どういう行動をとることが安定行動なのか」ということを知る必要があるからです。
ポケモンというのは本当に奥が深いゲームで、覚えることが沢山あります。まず初心者は何から覚えればいいのか? それをこの記事で解説していきましょう!
ポケモンのタイプ
ポケモンのタイプについては以前も解説しましたが、筆者がしばらく小コラム集の連載をサボっていたため、前回の記事からだいぶ時間が空きました。というわけで、おさらい的な意味で、再度、ポケモンのタイプについて説明します。
例えば、モンストやパズドラといった有名なソーシャルゲームには、属性という概念があります。火は水に弱いが木に強い、光と闇はお互いに強い関係性にある。こういったゲームは属性によって有利不利があり、相手の属性に有利な属性を出して勝利していくゲームです。
ポケモンには18個のタイプ(属性)があります。
◯=効果はばつぐん!
△=効果はいまひとつ
×=効果がない
無印=通常の効果
勝ち負け以前に、ポケモンというゲームを純粋に、心から楽しめるようになるためには、まず18ものタイプ相性を覚えなければ先に進むことはできません。
でも、いきなりこれ全部を暗記しろというのはさすがに無理があります。
実はポケモン剣盾には、対戦中に「自分の使う技が相手にとって有利か、不利か」というのが分かる便利な機能があります。こちらです。
技を選択する時に「こうかばつぐん」と書かれているのは、相手のポケモンに対して2倍(4倍)のダメージを与えることができる、有利な技です。
「こうかばつぐん」は、攻撃側が有利なタイプを指します。例えば炎は草タイプに有利をとれます。有利なタイプだと、相手に与える技のダメージが2倍になります。
「いまひとつ」はその逆で、攻撃側が不利なタイプを指します。例えば炎は水タイプに不利となり、与えるダメージは半減(1/2倍)してしまいます。
ここに書かれている情報を頼りに、だいたい有利不利が分かりますので、有利な技を積極的に選択していきましょう♪
なおタイプが二つある相手だと一つのタイプごとにそれぞれ有利不利の計算がされるので、場合によっては4倍(1/4倍)のダメージを与えることができます(例:こちらが炎タイプの技で相手のタイプが草・虫だった場合など)。
しかしこの技選択画面やポケモン交換画面で書かれてある「こうかはばつぐん」「こうかはいまひとつ」は、2倍(1/2倍)なのか4倍(1/4倍)なのかまでは分からないので、そこは注意してください。
タイプ相性の相関図は、一朝一夕で覚えられるものではありませんので、対戦中いつでも見れるようにスマホの画面に映しておくといいかもしれません。
そして、どのポケモンがどんなタイプを持っているのかということも知っておく必要があります。
例えばリザードンは炎・飛行タイプ、エースバーンは炎タイプ、といったように、ポケモンは一つまたは二つのタイプを持っています。相手のタイプがどんなタイプか分からないと、相手に有利な技なんて出せません。それだけでなく、自分のポケモンがどんなタイプか分からないと、似たような相性のタイプばかり偏ってしまう可能性もあります。
色んな相手に勝つためには、こちらも色んなタイプのポケモンをそろえていく必要があります。
ポケモンの特性
ポケモンにはタイプのほかに特性と呼ばれる特殊能力が備わっています。
例えばリザードンやエースバーンは猛火(自分のHPが1/3まで減った時、自分が使う炎タイプの技の威力が1.5倍上がる)という特性を持っています。
特性は常時発動するものや、特定の条件下でしか発生しないものなど、様々な種類があります。たとえば、猛火を発動する前と発動後の状況では、もし自分が特性のことを知らないと「前のターン、相手のリザードンが使ってきた炎技は50ダメージしか受けなかったけど、今のターンは75ダメージも受けた。なんで!?」となります。
ポケモンは、特性のことを把握していないと、この「なんで!?」が頻発するゲームです。
また例えば、相手は地面タイプの技が弱点なのに、地面技を打っても無効化された……そんな時は相手の特性が浮遊(常時発動する特性)であることが考えられます。このように、特性の存在を知らないと、訳が分からないまま一方的にボコボコにされる可能性があります。
タイプ相性に加え、特性まで覚えるとなると大変なことですが、全てのポケモンとタイプを覚えないといけないわけではありません。ランクバトルで見かけるポケモンは限られてきます。慣れないうちは対戦相手のポケモン名で検索して、どんなタイプや特性を持っているのか情報収集しながら戦えばいいのです!
ポケモンには強さがある
ポケモン剣盾には何百種類ものポケモンが存在します。進化前のポケモンがランクバトルで使われることは少ないので、最終進化ポケモンだけで数えると、実に377匹(伝説・幻のポケモンを除く)程度のポケモンがランクバトルで使われることになります。
この377種類ものポケモンは、全ての強さが均衡に保たれているというわけではありません。
ほんとうに つよい トレーナーなら
すきな ポケモンで
かてるように がんばるべき」
これはポケモン金銀に登場する四天王カリンが話す、とても有名な言葉です。聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
しかし、ポケモンサンムーンでは、次のような言葉もありました。
「使えない ポケモンは 好き勝手に
パーティから 外すでしょう?」
たとえばキャタピーがエースバーンに勝てる道理はありません。弱いポケモンを使って強いポケモンに勝とうとするのは、中級者以上の人だけです。普通は強いポケモンを使わないと勝てないんです。
ここでは何が言いたいのかというと……
そう、残念ながら、強いポケモン、弱いポケモンという格差は存在するんです!!
「強いポケモンばっか使って何が面白いんだ」と、そう言う人もいるかもしれません。それが言える人は弱いと言われているポケモンにも強みがあり、強いポケモンとも戦えることを知っている人たちです。今はまだ、その領域へ到達するのは早すぎます。
決意を固め、どうか強いポケモンを使ってランクバトルに挑んでください!
とはいっても、好きじゃないポケモンを使ってバトルしろ、とまでは言えません。勝ち負け以前に、まずはバトルすることそのものが楽しいと思ってほしいのも事実です。
だから、バトルする前に「このポケモン好き」「こいつかっこいい」「この子かわいい」「こんなポケモン使ってみたい」というポケモンを1~2匹ほど見繕ってみてください(前回の記事で説明した「推しポケモン」のことです)。そういうポケモンを見つけてモチベーションをあげていきましょう!!
じゃあ、好きなポケモンは入れるとして「強いポケモン」ってなんだ?
それは次の番外編②で解説していきましょう。
対戦時に便利なサイト紹介
ポケモンバトルをする上では、相手のポケモン名を検索しながら戦うとよい、ということをお伝えしたと思います。
しかし、ただGoogleで「リザードン」と検索しても、ポケモン図鑑とか、ピクシブとか、ポケモンGoとか、ポケモンWikiとか、色んな情報が出てきて頭がごちゃごちゃしてしまいます。
そこで、ナナホシが厳選するおすすめサイトを2つ紹介します! このサイトでポケモン名を検索すれば、対戦するうえで必要な情報が必ずヒットするはずです!
このサイトの上部にある検索バーでポケモン名や技名などを検索すると、それに関連した様々な情報を提示してくれます。例えば「リザードン」と検索したとき、そのポケモンのタイプ相性や能力値、覚える技などが一覧になって出てきます。このポケモンは要注意だぞ! と思うやつがいたら、そのポケモンごとにブックマークしておくのもいいかもしれませんね!
このサイトの上部にある検索バーでポケモン名を検索すると、そのポケモンが今シーズンで使われている使用率をはじめ、そのポケモンはどんな風に使われているのかを割合で表示してくれます。例えば「リザードン」と検索したとき、どうやら「ソーラービーム」「ぼうふう」「ブラストバーン」「エアスラッシュ」という技の使用率が高いため、リザードンと対峙したときはこれらの技に注意すればいいということが分かります(これは2021/1月時点の情報です)。また、シーズンごとに検索できる機能があるので、先月はこんな技が流行ったけど、今月はこんな技が流行っている、というようなことも確認できます。
ポケモン関連の便利なサイトは沢山あり、本当はここで紹介しきれないけどお勧めしたいというものも、もーーっとあります。まずはこの二つだけ抑えておいてください。この二つは、ポケモン対戦する上で一生役に立つサイトです!
レンタルパーティとは?
ここからはさらに番外的な話になりますが、対戦する上で重要なことでもあります。
「パーティの作り方が分からない。どう育成していいかも分からない。でも、とにかく今すぐ対戦してみたい!」
という方に朗報です。
ポケモン剣盾には、他の方が既に育成を終え、構築が完了したパーティを、そっくりそのまま借りて自分自身も同じものを使える機能があります!
しかもその借りたパーティは、ランクバトルで使うことができるのです!(インターネット大会では使えないのでご注意を)
そういった方法で借りたパーティを使ってランクバトルをしたい、ということでしたら、今後紹介する記事をすっ飛ばして、早速バトル実践に移ることができます。育成や構築が面倒だからすぐにバトルしたいという方は、レンタルパーティを借りて、まずは対戦してみましょう!!
というわけで、レンタルパーティの借り方を紹介します。
まずはメニューから「VS」「バトルスタジアム」を選択し、「レンタルチーム」を選択してください。
するとこんな画面が出てきますので「レンタルするチームを管理」を選択します。
白い枠だけが5つある画面になると思います。これは5つまでレンタルパーティを借りることができますと、という意味です。どの枠でもいいので一つ選びます。
レンタルIDを入力する画面が出てきます。ここで借りたいレンタルパーティのIDを入力します。
レンタルパーティってどこにあるの? ということですが、GoogleやTwitter等で検索すればいくらでもでてきます。「剣盾 レンタルパーティ」と入力してもいいですし、そのシーズンのルールに合わせて「シーズン13 レンタル」などと検索してもヒットするかもしれません。
検索しても出てこない、検索の仕方がよく分からない、といった場合はナナホシまでお気軽に相談してください。
今回の小コラム集では、ナナホシが作成したレンタルパーティを使って考察する様子を紹介しています。この記事を執筆した時点ではまだレンタルパーティは完成していませんが、それを使って実際にバトルしていく様子は今後の記事に掲載していく予定ですので、しばらくお待ちください。
ここまでのご閲読ありがとうございました