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ナナホシのポケモン構築メモ

【不定期更新】#10-育成編⑥性格とステータス【小コラム集】

この記事は、ポケモン対戦初心者のための小コラム集「脱初心者、ランクバトルへ」の連載企画です。

目次はこちら

#09-育成編⑤努力値とは← ■ →#11-育成編⑦個体値厳選

  前回の略語についてのお話です。

 今後は当記事でも略称を取り入れていきますので、この際に覚えていただければ幸いです。

 

 HP = H

 こうげき = A

 ぼうぎょ = B

 とくこう = C

 とくぼう = D

 すばやさ = S

 

 個体値最大 = V

 努力値極振り = 振った個所のステータス大文字

 努力値を2つ極振りした時の余り = 振った個所のステータス小文字

 

 では、ポケモンのステータスを決定する最後の要素「性格」について解説します。

 

 

 性格は、ポケモンのステータスに倍率補正を加える要素です。

 簡単に言うと、性格によって能力値が1.1倍に増えたり、0.9倍に減ったり、または増えも減りもしない(1.0倍)性格というのもあります。

 ポケモンというゲームは、ステータスが1違うだけでバトルに大きな影響を与えるゲームです。個体値努力値と同じぐらい重要ですので、育成したいポケモンの能力値に合わせた性格を厳選する必要があります。

 

 より詳しくはこちらで解説しています。ポケモン徹底攻略さまさまです。

yakkun.com

 当記事でも上記記事の内容を一部お借りして紹介します。

 

 性格には25種類あり、ポケモンと出会ったとき、あるいはタマゴから生まれたときに性格は決定します。性格はずっと変わることはありません。

 その25種類それぞれに「1.1倍の上昇補正があるステータス」と「0.9倍の下降補正があるステータス」が存在します。また、上昇も下降もしない無補正の性格も存在します。以下の表に示します。

  上がる能力
攻撃 防御 特攻 特防 素早さ




攻撃 - ずぶとい ひかえめ おだやか おくびょう
防御 さみしがり - おっとり おとなしい せっかち
特攻 いじっぱり わんぱく - しんちょう ようき
特防 やんちゃ のうてんき うっかりや - むじゃき
素早 ゆうかん のんき れいせい なまいき -

 この表を見ていくと、例えば「ずぶとい」という性格のポケモンは「防御(B)のステータスが1割上昇」し「攻撃(A)のステータスが1割下降」します。素のステータスがそれぞれ100だった場合、Bが110、Aが90になるということです。なおこの表では無補正の性格は省略しています。

 

 基本的にはこれだけの話なのですが、この1割上昇という補正がもたらす影響は非常に大きいのです。100だったステータスが、性格によって110になったり90になるわけですから、その差は歴然。110と90って全然違いますもんね。

 例えばエースバーンはAとSが高いポケモンです。Aが高いエースバーンが、Aに下降補正の乗る性格では対戦で活躍できません。ステータスが1割上下するということは、すなわち与えるダメージも1割上下するのと同じようなものです(厳密には違いますがここでは割愛)。

 ポケモンは長所を伸ばすのが基本です。エースバーンでしたらせめて、AかSどちらかに上昇補正の乗った性格を選ぶのが得策でしょう。より大きいダメージを与えたいならAを、相手より素早く動きたいならSを上げる性格にすればいいのです。

 しかし、どこかを上昇させる性格にしたいなら、必ず別のどこかは下降させなければいけません

 この時、エースバーンはCが不得意な分野ですから、あえてCを伸ばす意味はありませんよね。だからエースバーンならCが下降する補正を選びます。

 つまりエースバーンの理想の性格は、Cが下がってAかSのどちらかが上がる「いじっぱり」か「ようき」の二択になるわけです。どちらにするかはプレイヤーの好みですが、どれだけ高い攻撃力を持っていても相手より先に動けないと意味がありませんから、まずはSを伸ばすと良いでしょう。私なら「ようき」を強く推奨しますね。もちろん努力値は「AS振り」です。

 

 ポケモンの長所短所というのは、何回か前の記事で紹介した「種族値」という要素を理解する必要があります。全てのポケモン種族値を覚えておく必要はありませんが、好きなポケモンとか、対戦で使いたいポケモン数匹ぐらいの種族値は頭に入れておくといいでしょう。もしくは、すぐに閲覧できるようポケモンごとにブックマークしていくのもいいです。グーグルでポケモン名 種族値」で検索すればすぐにヒットしますが、私はやはりポケモン徹底攻略で検索するのがオススメですね。

 

 性格は遺伝や厳選が可能であり、個体値厳選や個体値遺伝よりも難易度は低いので、ここでサラッと紹介しましょう。個体値厳選については次の記事で解説します。

 

 遺伝方法は「遺伝させたい性格を持つ親ポケモンかわらずの石を持たせる」です。これで100%遺伝します。くれぐれも親2体とも持たせないよう気を付けてください。メタモンでも遺伝しますよ。

 

 野生ポケモンから性格を厳選方法は「厳選したい性格を持つ特性シンクロポケモンを先頭に置く」ことで、そのポケモンと同じ性格のポケモン50%の確率で出現します。まずはケーシィやラルトスなどを乱獲し、たくさんの性格をそろえておきましょう。

 ただしこの方法でムゲンダイナやザシアン、ザマゼンタを厳選することはできませんのでご注意ください。また、レイドバトルでも性格厳選はできません。

 

 

 この性格、一度その性格になると二度と変更することはできないのですが、ミントというアイテムを使うことで、能力補正の位置だけは変更することができるのです。

 

 例えば、性格が「いじっぱり」でA↑C↓補正のエースバーンに「ようきミント」というアイテムを使うと、性格はいじっぱりのままですが能力補正がS↑C↓に変化します。ですからもし、育成するのに理想的なポケモンをゲットできて性格だけが理想じゃないといった場合は、あとからミントを使って能力補正を自分好みに変化させることができます。

 ただし元の性格は変わりませんので「ようきミント」を使っても「ようき」を遺伝することはできません。上の例で言うと、遺伝されるのは「いじっぱり」のままとなります。

 ミントはバトルタワーでBPと交換することができますので、BPが溜まったら性格を変えたい準伝説ポケモンに使うといいでしょう。

 

 

 ポケモンにおけるステータスの説明は、これで終了となります。種族値個体値努力値、そして性格と、長々と説明してきました。覚えることが大変で、ほんとポケモンって奥が深いですよね。

 別にこれらのことを知らなくても純粋なバトルは楽しめると思うんですが「知らなかったことで理不尽に倒されたり、理不尽な負け展開を作らされる」といった自体を避け、よりポケモンバトルが楽しめるようになるためには、やはり必要な知識だと思います。1回読むだけですべてを理解するのは難しいと思います。習うより慣れろという言葉もありますし、実際に戦いながらステータスのあれこれを理解していくのもいいかと思います。

 

 

ここまでのご閲読ありがとうございました

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