【不定期更新】#06-育成編②種族値とは【小コラム集】
この記事は、ポケモン対戦初心者のための小コラム集「脱初心者、ランクバトルへ」の連載企画です。
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ポケモンのタイプとその相性について、今まで長々と解説してきましたが、そろそろタイプの話は理解していただけたでしょうか。とても大切な要素なので、これからも確認していきながらPT構築を進めていきましょう。
さて、2体目のポケモンを決める前に、補足です。
ポケモンのステータスは「数値」によって決定されるのですが、この数値、どのようにして決まっているのかというと、4つの要素によって決まっています。
この要素をそれぞれ「種族値」「個体値」「努力値(きそポイント)」「性格」と呼び、うち前者3つをまとめて「3値」と言います。
この値は、PT構築を組むだけという話なら、直接かかわるものではありません。
しかし、こと「育成」という話をするのでしたら、大きく関わってくる要素です。
この4つの値は説明しないといけません。
ポケモン対戦をする前の準備としては、本来ですと「構築を考える」→「ポケモンを育成する」という順番が正しいのですが、私個人の話で言えばいきなり構築というよりもポケモンのステータスについての基礎知識を知ってから構築を組んだ方がすんなり頭に入ったので、先に育成編の解説をスタートさせることとします。
とはいえ、すでに3値や性格については、過去に多くの攻略サイトや個人ブログなどで沢山分かりやすく解説してくれています。
たとえばこちら。
3値と性格については、この記事が大変わかりやすかったので、ぜひご覧ください。
今回は焦点を絞って「種族値」の話、それも更に絞って「ラティアスの種族値」について話をします(上記記事を読んでいることが前提ですので、まずは上の記事を読んでからこちらに戻ってきてください)
さて、ポケモン徹底攻略で「ラティアス」と検索すると、以下のようなページが出てきます。
このページに入ってすぐ、上の方に「ラティアスの種族値」と書いてありますね。それを見ていきましょう。
◆ ラティアスの種族値 | |||||
---|---|---|---|---|---|
HP | 80 | ||||
こうげき | 80 | ||||
ぼうぎょ | 90 | ||||
とくこう | 110 | ||||
とくぼう | 130 | ||||
すばやさ | 110 | ||||
平均 / 合計 | 100.0 / 600 |
このようになっていますね。
種族値というのは、ポケモンの強さの向き不向きを表しています。80~100がだいたい普通で、110を超えると「能力が高い」と呼べます。130を超えると「能力がかなり高い=強い」と呼べますね。
つまりラティアスは「とくこう」「すばやさ」が高く、更に「とくぼう」がかなり高いポケモンであると言えます。
ポケモンを育成するにあたっては、ごく少ない例外を除き、短所を補うより長所を伸ばした方が強くなると言われています。ですから、高いとくこう、とくぼう、すばやさを生かした戦い方が向いていると言えます。
では、前回の記事で決めた技構成「サイコショック、マジカルフレイム、瞑想、自己再生」は、ラティアスにあっているのでしょうか。
サイコショックとマジカルフレイムは特殊攻撃技ですので、ラティアスの高いとくこうを生かすことができます。
また、それぞれ追加効果があり、サイコショックは「相手のぼうぎょの値でダメージを計算する」こと、マジカルフレイムは「相手のとくこうを1段階下げる」効果があります。
ラティアスはとくこうが高いとは言え、相手ポケモンのとくぼうが高いと、なかなかダメージを与えることができません。しかしサイコショックがあれば、相手ポケモンのとくぼうが高かろうと、相手のぼうぎょの値でダメージ計算されるので、「とくぼうは高いがぼうぎょが低い」というポケモンにも有利に戦えます。
またマジカルフレイムによって相手のとくこうを下げることで、ラティアスの高いとくぼうをさらに生かすことができます。相手が特殊アタッカーであるなら、ラティアスにダメージを与えることは難しくなるでしょう。
この両者の技範囲が優れていることは前回の記事で説明した通りですね。
さらに「瞑想」で、高いとくこう・とくぼうをさらに強化し、特殊アタッカーとして活躍するだけでなく、相手の特殊アタッカーを封じることができます。
ダメージを受けてもすぐには倒れないので、「自己再生」でこまめに回復しながら戦う子で、攻守ともに優れたポケモンが出来上がるわけです。
そう思えば、今回のラティアスの技構成は結構強そうですよね。
3値については理解するのがなかなか難しいところではありますので、ツイッターによる質問も受け付けています。ご自分で調べてみてもいいかもしれませんね。
次は「個体値」について解説していきます。
ここまでのご閲読ありがとうございました
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